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8 姉崎神社


姉崎交差点を過ぎると程なく姉ヶ崎駅交差点がある。
これを左折し、久留里街道を横切り直進すると「平成通り」に出る。この道の向うに姉崎神社の大鳥居がそびえている。
現在は区画整理により道筋が変わってしまったが、嘗ては「神社通り」と呼ばれる細い道が姉崎神社へ直線に延びていた。

姉崎神社は延喜式内社の古社であり、
天慶三年(940年)朱雀天皇が平將門追討の祈願を寄せ大太刀を奉納、
源頼朝が神社で馬揃えをおこない武運長久を祈願
等々との言い伝えがあり、江戸時代には多くの大名からの寄進があったことも記録に残されている。 なにより、古くから地域の住民の氏神様として「明神様」として親しまれ、また、初詣、節分祭、夏季・秋期の例大祭等々、地域住民の生活に密着した姉崎地域の中心的な神社となっている。

姉崎では正月には「門松」を飾らず松を榊に替えた「榊飾り」を飾るという風習がある。これは姉崎神社の祭神・志那戸辧命(しなとべのみこと)が「松」を嫌ったとの謂れによる。 このため姉崎神社は欝蒼たる森に覆われているが、松は一本も植えられていない。

 姉崎神社の詳細は==>ここ