1.瑞安寺

前へ はじめ 次へ
旧道(房総往還)沿いに椎津川を渡り、しばらく進むと右手に瑞安寺がある。
門前に「西国・板東・秩父 百番札所」と書かれた道標が建っている。
右:文政元年戊寅十ニ月吉日 かさもり迄八丁
左:是より ちばてら四里八丁 たかくら四り
と刻まれている。
「かさもり」は房総往還をさらに西に進んだ久保田・笠森観音であり、「たかくら」は木更津・高倉観音である。椎津の高台を越えて、この高倉観音へ向う道筋が久留里西往還の新街道である。


道標の脇には享保十五年に建立された古い庚申塔がある。庚申様に見送られて、新街道の旅は始まる。
出だしから椎津の高台を一気に登る急坂である。・・・写真では急坂に見えないが・・・