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市の「道路愛称、モ二ュメントの紹介」の中で「潮見通り」のモニュメントが紹介されています。
『その昔、この通りの沿線は、遠浅の海岸で、海苔の養殖や、あさり、あおやぎなど海産物の豊富な漁場として栄えていました。現在は海が遠くなり、すっかり姿を変えたこの地区ですが、そのような歴史があったことを伝承してほしいとの意を込め、貝類、六段線(海苔種付け高さ基準標)、ウミネコなどを象徴的にシンボライズしました。また、黒御影石の上部は、五大力船の澪を波頭で表現し、羽を広げたウミネコは、万葉集巻七にあり、この地区を詠んだと推定される~夏麻引く海上潟の沖つ州に鳥はすだけど君は音もせず~からヒントを得て、潮待ちから飛び立つ姿をしています。 』
写真は今津朝山に建つ「潮見通りのモ二ュメント」(白文字は当館で挿入)
この中に出てくるで「六段線(海苔種付け高さ基準標)」をご存知でしょうか。
これは市原市の松ヶ島漁業組合が苦難な研究の末に発見したもので、全国の海苔養殖に革命的な成果をもたらしました。
この六段線について、「失われゆく浜言葉」(落合三代治氏 谷嶋一馬氏共著)「市原浦における海苔養殖について」(齋藤廣氏論稿)より紹介します。 |