式内社 お願い:当画面はご自分で閉じてください。

「延喜式」は 醍醐天皇が藤原時平等に勅して諸宮司の守るべき規則を撰集させたもの。当時の優れた学者十数名が延喜7年(907年)から延長5年(927年)までの二十二年かけて完成したもので全部で五十巻、その巻1から巻10までが「神祇の巻」でこれによって王朝時代の神祇制度が完備された。
巻の九と巻の十とに全国3132座、2861所(社)の神社の名を国郡ごとに記載してある。この『神名帳』に登載されている神社を『式内社』(しきないしゃ)という。
房総の式内社としては安房国に六座、上総国に五座、下総国に十一座が記されている。
座というのは神社に祀られている神々を数える時の単位のことで一社でニ座以上の神を祀るところも多いが房総三国ではいずれも一社一座となっている。

上総国の五社 
玉前神社(たまさき) 埴生郡(はにゅうごうり) 長生郡一宮町
橘神社(たちばな)
橘樹
とも書く
長柄郡(ながらごうり) 茂原市本納 
島穴神社(しまあな) 海上郡(うながみごうり)   市原市島野
姉崎神社(あねさき) 市原市姉崎
飫富神社(おお) 望陀郡(もうだごうり) 袖ヶ浦市飯富