石造文化財のなかに「六十六部廻国供養塔」と小分類される石塔がある。六十六部とは数年かけて全国の巡拝地をめぐる行者のことであり、四国八十八ヶ所巡拝の全国版と言えばわかりやすい。行者は功徳を重ねた崇高の人として迎えられ、各地に廻国供養塔が造立された。千葉県には1000基余りの供養塔があるが、市原市の報告はわずかであった。房総古代道研究会では綿密な実態調査をおこない、市内の151基を報告書にまとめた。

発行:令和2年12月17日(A4版 106頁)
発行者:房総古代道研究会
「いちはら六十六部供養塔調査の会」
価格: 1,000円
問合せ先:090-2637-6497 山本