門飾りは姉埼神社の女神「帰らぬ人を待つは嫌じゃ」と かどかざりは あねさきじんじゃの おんながみ「かえらぬひとを まつはいやじゃ」と 【門飾り】姉埼(あねさき)神社(じんじゃ)には「松(まつ)を嫌(きら)う」風習(ふうしゅう)があります。姉崎神社(あねさきじんじゃ)の女神(めがみ)は旅(たび)に出(で)た夫(おっと)神(がみ)の帰(かえ)りを待(ま)ちくたびれて「待(ま)つのはいやじゃ」といいました。「待(ま)つ」は「松(まつ)」と同(おな)じ音(おん)のため、みんなは「女神様(めがみさま)は松(まつ)が嫌(きら)いなのだ」と思(おも)い、神社(じんじゃ)の境内(けいだい)には松(まつ)が一本も(いっぽん)なくなり、氏子(うじこ)は正月に(しょうがつ)は門松で(かどまつ)はなく松(まつ)の代(か)わりに榊(さかき)を使(つか)う「門飾かどかざりり(榊飾りさかきかざり)」をたてるようになりま()した。