海は凪ぐ鋸山も館山の鏡ケ浦も清らかに見ゆ うみはなぐ のこぎりやまも たてやまの かがみがうらも きよらかにみゆ 【鏡ケ浦】(館山湾(たてやまわん)は三方(さんぽう)を陸(りく)に囲(かこ)まれ特(とく)に春(はる)や秋(あき)には波(なみ)がなく鏡(かがみ)のように穏(おだ)やかであるため『鏡浦(かがみうら)』の別名(べつめい)を持(も)ち、景観(けいかん)が美(うつく)しく日本百景(にほんひゃっけい)にも選(えら)ばれている。海(うみ)には白帆(しらほ)が浮(う)かび、遠景(えんけい)には右(みぎ)から岩山(いわやま)の伊予ヶ岳(いよがたけ)、双耳(そうじ)の冨山(とみさん)、ぎざぎざの山波(やまなみ)の鋸山(のこぎりやま)が見える。 『山(やま)はみな長閑(のどか)に 海(うみ)はうらヽなり 其角堂(きかくどう)』