遮るの建物のなく彼方には鹿野山まで見えたる時も さえぎるの たてもののなく かなたには かのうさんまで みえたるときも 【鹿野山】(鹿野山(かのうざん)といえばマザー牧場(ぼくじょう)を思(おも)い浮(う)かべますが、明治期(めいじき)には牧場(ぼくじょう)はなく、 当時(とうじ)は鹿野山(かのうざん)と言(い)えば神野寺(じんやじ)である。 日本(にほん)で四番目(よばんめ)に聖徳太子(しょうとくたいし)によって開(ひら)かれた関東(かんとう)最古(さいこ)の名刹(めいさつ)で、関東(かんとう)三大(さんだい)修験道(しゅげんどう)の一つと伝(つた)わります。子安峠(こやすとうげ)は何処(どこ)かは分(わ)かりませんが、ここから神聖(しんせい)なお山(やま)を遥拝(ようはい)したのでしょうか。