いつの世も花を楽しむ人々の集うは出津の桜の並木 いつのよも はなをたのしむ ひとびとの つどうはでずの さくらのなみき 【養老川櫻花】五井(ごい)・出津(でづ)は戊辰戦争(ぼしんせんそう)で官軍(かんぐん)と義軍(ぎぐん)が戦(たたか)った五井(ごい)戦争(せんそう)の戦場(せんじょう)である。 戦(たたか)いから30年後(ねんご)の平和(へいわ)な出津(でづ)の花見(はなみ)風景(ふうけい)。 川船(かわぶね)は東京(とうきょう)へ送(おく)る薪炭(しんたん)を運(はこ)んでいるのであろうか。中央(ちゅうおう)向(む)こう岸(きし)は五井宿(ごいしゅく)中心部(ちゅうしんぶ)。 花見客(はなみきゃく)が歩(ある)いているのは房総往還(ぼうそうおうかん)。 道(みち)の先(さき)に養老川(ようろうがわ)を渡(わた)り五井宿(ごいしゅく)へ向(む)かう「養老橋(ようろうはし)」が見(み)える。