海流れ文殊菩薩の届いたり安置をするは瑞安寺なり うみながれ もんじゅぼさつの とどいたり あんちをするは ずいあんじなり 【瑞安寺】(慶長(けいちょう)元年(がんねん)(江戸時代(えどじだい)初(はじ)め)に建(た)てられた浄土宗(じょうどしゅう)のお寺(てら)です。正徳(しょうとく)三年(さんねん)(江戸時代(えどじだい)中頃(なかころ))椎津(しいづ)の海(うみ)に漂(ただよ)っていた文殊菩薩像(もんじゅぼさつぞう)を安置(あんち)しています。椎津(しいづ)小太郎(こたろう)の墓(はか)があり、小太郎(こたろう)のお葬式(そうしき)である「からだみ」のお寺(てら)として有名(ゆうめい)です。左(ひだり)中下(なかした)に描(えが)かれた釣鐘(つりがね)は太平洋(たいへいよう)戦争(せんそう)で使(つか)われてしまい、今(いま)お寺(てら)にある鐘(かね)は昭和(しょうわ)五十七年に新(あたら)しく造(つく)られました。