出雲へと御出座しになる神様を見送りすると神無月となる いずもへと おでましになる かみさまを みおくりすると かんなづきとなる 【神無月】(十月は神様(かみさま)が出雲(いずも)大社(たいしゃ)(島根県(しまねけん))に集(あつ)まるので、他(た)の県(けん)では神様(かみさま)のいない月(つき)・神無月(かんなづき)と言(い)われています。九月三十日の夜(よる)、神様(かみさま)が出雲(いずも)へ出(で)かけることを「御立(おた)ち」と云(い)い、神社(じんじゃ)には氏子(うじこ)が集(あつ)り夜(よる)の十一時(じ)頃(ころ)迄(まで)お見送(みおく)りしました。この行事(ぎょうじ)は大正(たいしょう)年間(ねんかん)まで行(おこな)われていま()した。