遠浅の姉崎浦に踏み入れば浅蜊ざくざく腰巻き漁よ とおあさの あねさきうらに ふみいれば あさりざくざく こしまきりょうよ 【浅蜊採り】マキカゴという道具(どうぐ)をもち腰(こし)で引(ひ)きながら海底(かいてい)をすくい貝(かい)を採(と)る「腰(こし)マキ」と呼(よ)ばれる漁法(ぎょほう)であさりを採(と)っています。棒(ぼう)の先(さき)に尖(とが)った針(はり)をつけた「ヤス」でヒラメを突(つ)いて獲(と)っている人(ひと)もいます。そんな中(なか)を出張(しゅっちょう)に出(で)かける港(みなと)の役人(やくにん)を乗(の)せた船(ふね)が通(とお)ります。